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エースコンバット

大型筐体アーケードゲーム「エアーコンバット」の家庭機版として1995年に発売された、3Dフライト・シューティングゲーム。
主に実在する戦闘機や攻撃機を操縦し、様々なミッションをこなしていく基本システム。
所謂「フライトシム」とは違い、操作系や挙動をゲーム寄りにすることで、手軽に空を飛ぶことを楽しめる「超本格的ヒコーキごっこ」ゲームとして人気を博し、その後様々なゲーム機やデバイスで作品が発表され続けている、現NBGIのナムコブランド有数のシリーズ。
最新作はPS3「Ace Combat Infinity」。
2015年12月、ナンバリングタイトルの新作「Ace Combat7」が発表された。
(2017年発売予定)

なお「エアーコンバット」直系の後継作としては「戦場の絆」のPOD筐体を利用した「マッハストーム」が、2013年12月下旬よりゲームセンターで稼働。

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「エースコンバット」

シリーズ一作目。PlayStationでリリース。
ある架空の国のクーデター軍を殲滅するために、傭兵部隊の一員として参加するという設定。
三次元の空を飛んで敵を撃破して金(ポイント)を稼ぎ、高性能な機体を追加していくゲームシステムはこの時点でほぼ完成しているが、僚機として雇えるパイロットの設定が「日常はOL」「CMモデルの日本人」「中華料理のシェフ」「美術専攻の学生」とぶっ飛んでいるところがご愛敬。

「エースコンバット2」

シリーズ二作目。PlayStationでリリース。
設定やゲームシステムは一作目を継承しつつも、ミッションや使用機体の多様化、ネームド機やライバル「Z.O.E.」の存在、マルチエンディングといった正統発展を遂げ、現在でもシリーズファンの間では人気が高い。
特に「Z.O.E.」が最後に登場するミッションで出てくる戦闘機ADF-01は、プレイヤーが使えるXFA-27と共にシリーズ初の架空機であり、後のシリーズ作では「Falken」の愛称と強力なレーザー兵器を追加され、公式にプラモデル化もされた。
3DS版「3D」は実質、この作品のリメイクである。

「エースコンバット3 エレクトロスフィア」

シリーズ三作目。PlayStationでリリース。
唯一のメディア(CD-ROM)二枚組作品。
多国籍企業が国家の枠組みを超えて世界を支配し、コンピューターネットワークが網羅された近未来の空を、プレイヤーが自らの判断で所属組織を移籍しながら翔ぶ「ドラマチックフライトシューティング」。

ハードの性能を目一杯使い切ったといっても過言でないビジュアル、洗練されたシステムインターフェイス、ムービーで表現されるネットワークを飛び交う情報量の多さが特徴。
ゲームシステム的にも装備兵器の任意選択や独立した視点移動など、後のシリーズ作にも導入された要素もあるのだが、前作までとは全く異質なSFアニメ調のストーリーや設定、プレイヤーを含むキャラクターにリリース当時は賛否両論が渦巻いた。
シリーズで唯一、百合要素(姉妹百合)が存在するのもこの作品。
ただしドロドロのすれ違い愛憎劇で、鬱展開、(男は絡まないが)バッドエンドなので、百合好きでもハッピーエンドでなければ嫌だという人にはお薦めできない。

ちなみにシリーズの時系列としては最も未来(架空世界の2040年)に位置づけられ、後にナムコのあらゆるゲームを一つの歴史としてつなげた「U.G.S.F.」年表のトップを飾る作品でもある。

「エースコンバット04 シャッタードスカイ」

シリーズ四作目。PlayStation2でリリース。
隕石の落下をきっかけに始まった大陸での戦争を描く。
プレイヤーは劣勢のISAF空軍パイロット「メビウス1」として戦い、最終的には伝説のエースパイロットとして賞賛されるようになる。
そのヒーロー・カリスマぶりはシリーズでも1,2を争う。

PlayStation2にプラットフォームが変わり、衛星写真を利用した写実的なビジュアルと、主人公である「メビウス1」のエースパイロットとしての成長をプレイヤーに実感させる演出と、ミッション中に挿入される、ライバルである敵エースパイロット「黄色の13」と戦災孤児との関わりを描写したサイドストーリーが高く評価されている。
今までは脇役だった無線演出が表に出て「ベイルアウト王オメガ11」等、ファンのネタになりだしたのもこの作品から。

<<メビウス1、今日は俺の誕生日だ。プレゼントには終戦記念日を頼む>>

「エースコンバット5 ジ・アンサング・ウォー」

シリーズ五作目。PlayStation2でリリース。
プレイヤーは大国間の戦争に巻き込まれた、いち飛行部隊のパイロット「ブレイズ」として仲間と共に戦う。
僚機システムを発展させ、仲間に指示を出したり簡易的なコミュニケーションが取れるのが特徴。
ゲームそのものだけでなく映画的なムービーや無線演出にも非常に力が入っており、「04」に続いてネタにされることが多い。
反面、特殊兵装が機体毎に固定されている、細かいバグが多い、ストーリーが超展開で勧善懲悪に過ぎるなどの批判もある。
また「04」の後日譚として「アーケードモード」というタイムアタック要素の強いモードも実装されている。

「エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー」

シリーズ六作目。PlayStation2でリリース。
前作で言及されていた「15年前の戦争」を題材に、追い詰められた国の傭兵として空を飛ぶ。
プレイ時の行動で登場する敵エース部隊や演出が変わる「エーススタイル・ゲージシステム」が特徴。
シリーズで始めて前作との関連を公にした割には、前作で登場したキャラが言われないと気づかないチョイ役程度でしか出てこないなど、関連づけの薄いストーリー展開となってしまったものの、強力な敵エース部隊との空中戦、そしてインタビュームービーで見られる個性溢れるエースパイロット達といったキャラクターは、作品世界に馴染んでおり魅力的。
キャラゲーとしてのエースコンバットとしては3に匹敵するものがある。
ただし残念ながら百合要素はなし。

「死亡フラグ」といえば、あの人が出てくるのもこの作品。
<<俺、実は基地に恋人がいるんすよ>>
<<戻ったらプロポーズしようと>>
<<花束も買ってあったりして>>

<<警告! アンノウン急速接近中! ブレイク! ブレイク!>>

「エースコンバットX スカイズ・オブ・デセプション」

シリーズ七作目。PlayStation Portableでリリース。
北米のみでのリリースだったGBA版「Advance」を除けば、初の携帯ゲーム機でのエースコンバット。
架空世界の南半球で起きた戦争を描く。
プレイヤーは正規の空軍軍人パイロットであり隊長「グリフィス1」。
PSPのハード制約ゆえ操作性に若干難があるものの、ゲームそのものは据置機と遜色のない出来。
「ストラテジックAIシステム」によりステージをどう進んでいくかで、状況が有利になったり不利になったり変化する。
また架空機限定ではあるが、機体のチューニングができるようになったのもこの作品から。
携帯ゲーム機である利点を活かした、アドホックモードによる無線LAN通信対戦プレイも熱い。
なおiOS版アプリ「Xi」はその前日譚を題材にしている。

「エースコンバット6 解放への戦火」

シリーズ八作目。XBox360でリリース。
南半球を舞台にした「X」から一転して、架空世界の北にある大陸間の戦争を戦っていく。
当時のいわゆる「次世代機」の性能を活かして、一部を除くとひとつのミッションの中でさらに複数のミッションが同時進行していて、その中の規定数のミッションを成功させるとクリアとなるシステムを採用。
また敵を攻撃して貯めたゲージを消費して、攻撃または防御支援要請が出せるようになり、タイミングが良ければ効率的に敵を破壊することが可能。
このゲームシステムにより、大規模な戦闘の中、プレイヤー自らの判断で戦局を切り開くことができるようになったが、ムービーで語られるストーリーは比較的淡白。
XBox Liveを通じたネット対戦・協力プレイも可能だったが、オンラインゲームとしては未完成な部分が多く、すぐに廃れてしまった感がある。
DLCとして発売された同社「アイドルマスター」とのコラボ痛戦闘機も色んな意味で話題となった。

「エースコンバットX2 ジョイントアサルト」

シリーズ十作目(Xiを九作目として)。PlayStation Portableでリリース。
PMC(民間軍事企業)のパイロット「アンタレス」として、東京やサンフランシスコ、ロンドン、トルコ、中東など現実世界の空を飛ぶ、初めての作品。
「Joint Assault Mission」システムを導入し、キャンペーンモードでもマルチプレイを前提にした作りだが、現実世界に舞台を移したことで架空世界を舞台にした作品では普通に受け入れられていた超兵器の存在等に、違和感や矛盾を感じてしまうことになってしまう。
また機体や難易度等のバランスは全く調整していないと言ってよいほど滅茶苦茶で、特に旧式機の下方修正がシビアなため機体縛りプレイではまず全ミッションクリアできない、ラスボスの架空機の機動が理不尽過ぎてその時に発する台詞とあわせてシリーズファンの苦笑の種になるなど、作りこみの甘さが非常に目立つ。
「X」と同じスタッフが制作したはずなのに、どうしてこうなった感満点。

対戦プレイも含めアドホックだけでなく、PlayStation Networkを介したネットワークプレイに対応したところは評価できるのだが、モンハンブームでマルチプレイを楽しむユーザーを取り込もうとして、派手に失敗したとしか言えない作品。

「エースコンバット アサルト・ホライゾン」

シリーズ11作目。
初のマルチ(XBox360/PlayStation3/海外のみWindows PC)リリース、年齢制限(CERO:C、Pegi:16+指定)作品。
X2に続き、アフリカから中東、ロシア、アメリカと現実世界の空を飛ぶ。

「Rebirth」をコンセプトに、全く新しいエースコンバットを見せるとProject ACESは公言していたが、いざ蓋を開ければ海外製ミリタリーTPSの影響を露骨に受けた作品となってしまってしまい、落胆したシリーズファン多し。
主人公はアメリカ空軍のエースパイロットで、これまたシリーズ初の名前、容姿、ボイス付きのキャラクターとなったが、ここから既に賛否両論。
「もがれる翼の断末魔!」の宣伝文句に相応しい破壊表現の緻密なリアル化や「クロスレンジアサルト」という近接戦闘に特化したシステムを導入し、これまでのシリーズ作になかった迫力は出せているのだが、そのシステムにゲーム性や演出までが引っ張られてしまい、自由に空を飛べるシリーズ本来の楽しみとは違う、あさっての方角の地平線に飛んでしまった。
また操作方法が全く違う攻撃ヘリや、自らは操縦せずただ撃ちまくるだけのガンナー、ガンシップも登場するが、これもまたエースコンバットらしくない、海外TPSの方が洗練されていると概ね不評。
オンライン対戦では「クロスレンジアサルト」は相手プレイヤーとの駆け引きの要素として働き、十分面白いのだが、肝心のゲーム本編がシステムに踊らされるようでは「エースコンバット・オンライン」と揶揄されても仕方がなかろう。
まったくProject ACESよ、どこへ行く。

ちなみに「マッハストーム」の機体やステージはこのゲームのデータを流用した‥‥ゴホン! ゴホン!

「エースコンバット3D クロスランブル」

シリーズ12作目。これまた(海外版を除けば)初の任天堂ハード(3DS)でのリリース。
オプションの拡張スライドパッドに対応。
PS版「エースコンバット2」をベースに、再び架空世界の空を志願兵(敵の通信からは傭兵という認識をされているが)として飛ぶ。
難易度崩壊のX2、システムに強制的に飛ばされている感満点のアサルト・ホライゾンの後だけに出来が不安視されていたが、実質リメイク作で「原作」が存在することとプラットフォームの3DSにはライトユーザーが多いことを意識してか、手堅く無難な出来となっている。
敵機を追尾することで発動できる「アタックマニューバ」、敵ミサイルを避ける「エスケープマニューバ」、6から継承された「ハイGターン」といったシステムも、強要されることなくプレイヤーの判断で使え、初心者からシリーズマニアまで満足という、製作者側の宣伝文句にようやく相応しい作品となった。
欠点としては、本体の3D機能をオンにしていると機銃を当てづらい、PSP版にあった対戦モードの削除、「X2」の悪癖だったザコ敵のもっさり機動がそのまんま、敵ミサイルを自力で避けづらくなった上にエスケープマニューバの発動タイミングが意外とシビア、そしてなかなか集まらない機体と特殊兵装のコストがインフレ気味なことぐらい。
あれ、結構目立つ?
それでも近年のシリーズ作としてはまともに遊べるレベルなので、ハード、ソフトの入手性の易さも含めて、エースコンバットを楽しみたいなら、ここから入ってみることを勧める。

2015年1月にNew 3DS対応、任天堂キャラコラボ機体等の追加要素を加えた「エースコンバット3D クロスランブル+」が発売されたが、ゲーム内容に変更がないため実質再販版と考えてよい。
出来は悪くないので再評価されるといいのだが。

「エースコンバット インフィニティ」

シリーズ13作目。PlayStation3でリリース。
これまでXi以外はパッケージソフトとしてリリースされていたが、今作は配信専用タイトルで、シリーズ初のFree2Play(基本無料+課金制)導入という、まさに「エースコンバット・オンライン」。
ゲームのダウンロード及びプレイには、インターネット回線およびSony Entertainment Network(旧PSN)のアカウントが必要。
またプレイヤーのデータはオンライン上に記録されるため、サーバメンテナンスやダウン時にはプレイできない仕様。

ゲーム中では「空賊」とも呼ばれる、国連に雇われた傭兵企業のパイロットとして空を飛ぶ。
今までの作品と違い「オンライン協同戦役」という、オンラインで二手に分かれて協力してNPCを攻撃しスコアを競うモードがメインであり、キャンペーンモードはミッション3以降、実質的には課金でプレイする形となっているがミッション8までしか配信されていない上に一年経った今も「俺たちの戦いはこれからだ!」で尻切れトンボ状態となっている。
それでいいのかProject ACES。

この作品もX2やアサルト・ホライゾンと同じく現実世界が舞台だが、シリーズ過去作の要素が一種のスターシステムとして数多く取り入れられている。
百合好き的には「舞-HIME」シリーズのようなもの、といえばわかってもらえるだろうか。
ゲームシステムとしては操作系は従来作に近いものが採用され、再び自由に空を飛べるようにはなったが、機体や装備の取得や開発にはオンラインプレイが必須となり、別の意味で縛りが入ってしまった感は拭えない。

<<ここでは一番稼いだ奴が全ての行為を優先される。金と名声が欲しければうちのエースを抜くことだ>>

エースコンバット7 スカイズ・アンノウン

シリーズ14作目。
当初PS4(PSVR対応)向けタイトルとされていたが、アサルト・ホライゾンに続きマルチプラットフォーム(XBox One/Windows PC)となることが発表された。
詳細はまだ発表されていないが、2020年の架空世界の北半球、オーシア(5のプレイヤー側国)とエルジア(04の敵側国)との戦争を舞台にストーリーが展開される模様。

外部リンク

エースコンバットシリーズ公式サイト「ACES WEB」(http://www.acecombat.jp/