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咲-saki-

小林立著、ヤングガンガン連載。
麻雀がゲームとして広く普及しているという設定のもと、麻雀部の女子高生達が競うストーリーだが、部員同士の思慕や絆が濃厚に描かれる。
主人公、咲と和をはじめ、各ライバル校にもカップリングが存在する。

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作品の概要

「麻雀+熱血学園トーナメントバトル+百合萌え」という新機軸を生み出した恐るべき作品。
従来の「麻雀漫画」=「極道モノ」という先入観を完全に打ち破った。

作品内での麻雀は、競技人口一億人以上の超人気ゲームという扱いになっている。
分かりやすく例えれば、現実におけるサッカーや野球がそのまんま麻雀に取って代わったようなものである。
アニメ版の「時は21世紀、麻雀の競技人口は~」の1stガンダムを髣髴とさせるナレーションは、麻雀の不健全なイメージを払拭するのに効果絶大である。

  • 恋愛描写は無いけど百合
    作中では、百合恋愛を明言していない。 にもかかわらず、大部分のファンの認識は百合作品なのである。
    文化系の大会であるにも関わらず わざわざ競技を男女別にし、女の子同士のイチャイチャに徹している事こそが、この作品が百合であることの証左である。
    また、出場校の大半は共学のはずなのだが、出場校の登場シーンや、学内の様子を描いたシーンにおいて、男子部員や男子生徒の存在が確認されたことが無い。(清澄は例外)
    単なる萌え作品とするなら少数の男子をチームメイトに入れることでハーレムにするはずである。

  • 掴みって大事よね
    この作品の巧みな所は、女の子達同士の愛情を、あくまでも「友情」「仲間同士の絆」と言い張る事で、百合FAN以外の人気を獲得したことである。
    また、京太郎やハギヨシといったイケメンキャラを物語序盤に登場させることで、一般読者が百合を敬遠しないように配慮。そしてBLファンやアンチ百合のニーズも満たしている。
    (アニメでは、物語上絡みの無いはずの 京太郎とハギヨシの2ショット?が2回ほどサービスされてる)
    第一話における京太郎の役目は、咲を麻雀部に誘う事ではなく、これらの”一般ファン”を釣るのがその最大の役割と言っても過言ではないだろう。
    (別に、京太郎でなくとも優希を親しいクラスメイトという事にしても成立する)
これは、その後の京太郎の作中の扱いを見れば明らかである。 (過酷な荷物運び、パシリ、中盤からは空気化…;_;) 

出場高校と、主な登場人物

  • 清澄高校
    廃部同然だった麻雀部を 2年前は久部長1人で建て直し、昨年は久とまこの2人だけで活動していた。

     宮永 咲(みやなが さき)
    本編の主人公。 友人・京太郎に麻雀部に誘われ、全中チャンプ・和と出会う。
    部内での初対戦は、全ての局において得点+-0を平然とやってのける。(確率的には、連続TOPより難しい?)
    本人は「麻雀は余り好きじゃない」と悲しく語るが、和に激情をぶつけられ、やがて麻雀の本来の楽しさを知る。
    母と姉は東京に別居。
    咲は姉の照に会いに行ったことがあるがその時照は一言も話してくれなかった。
    「麻雀でぶつかれば語り合えるかもしれない」との想いを胸に、和と全国優勝を誓い合う。
    (なお宮永家は、家族麻雀で負けるとお年玉を巻き上げられ、勝ちすぎてお年玉の額を増やすと怒られるという とんでもない家庭環境である(^^;))

     原村和(はらむら のどか)
    中学時代は 全国個人戦で優勝した実績があり、その外見・物腰もあいまってマスコミではアイドル雀士的存在。
    自分に勝ちながら「麻雀は好きじゃない」と言った咲に対し、最初は苛立ちや怒りすら抱いていた。 が、それは同時に彼女を強く意識していると言うことであり、事あるごとに赤面する場面の連続となる。
    (公式的にはあくまでも友情と言い張っているが、明らかに乙女心がときめいているようにしか。 ^^)
    父親はエリート弁護士。 転勤のため、小学生時代から何度も転校をしている。
    麻雀に対し否定的な父に「近く転勤する」と告げられるが、麻雀への情熱と 友人達と共に居たいという強い気持ちを示すため、全国優勝を誓う。
    (作中、父親と「優勝すれば(転校の取り止めは)考えておこう」という会話を交わしている)

     片岡 優希(かたおか ゆうき)
    和と中学時代からの親友であり、中学団体戦のチームメイト。
    人懐っこくやんちゃで自信家で強気、外見も行動も子供っぽく天真爛漫。同時に打たれ強くもある。
    タコスがエネルギー源で、「タコスぢから」が持続する東場で大きく稼いで逃げ切る、というスタイルで戦う。
    阿知賀女子メンバーを除けば、作中最も実力の伸び率が有るキャラ。
    残念ながら作中の百合フラグは無いが、和を弄ってお色気度UPという重要な役目を担う。
    コミックス中表紙おまけ漫画の、連続冒険活劇(笑)の主人公。

     竹井 久(たけい ひさ)
    食えない性格でやり手の麻雀部部長。 学生議会会長でもある。
    なにかにつけ、ケレン味のあるやり方を好み、奇抜なアイデアで咲たち一年生部員の弱点強化を計り、見事成長させる。 
    闘牌においてもその性格は反映され、当りツモを空中に飛ばす、大事な時には あえて確率の悪い待ちを選ぶなど、イケメンぶりを発揮。
    しかし、それが対局者との心理的駆け引きになり、彼女の強さの秘訣でもある。 (アニメの個人戦では、”悪待ち”の印象を逆用する場面もある)
    そのイケメンぶりは対局後も発揮され、特に風越女子のキャプテンとのロマンスは作品ファンの間では世界的人気を誇る。 一級フラグ建築士。
    普通の麻雀漫画なら彼女が主人公になっていただろう。(「HISA~暗黒街に咲く一輪の百合~」的な)

     染谷 まこ(そめや まこ)
    メガネ、ソバージュヘア、広島弁が特徴。 
    部長の久の補佐と言うか、相方と言うか、古女房と言うか。 (しかしそのポジションが危うい?)
    家業が雀荘の家に生まれ育った環境から、膨大な数の雀卓の川の様子を映像として(なんとなく)記憶しているので、対局の流れを予測するのが得意。
    しかし、染め手を好むので 手を読まれやすいのか、実力はそれなりだが、全国大会では異能持ちの対戦相手を完全に封じるなど、活躍を見せる。

     須賀 京太郎(すが きょうたろう)
    咲の中学からの友人。 和に気があるが全く脈は無い。
    麻雀初心者で、作中勝ったシーンが一度も無い。 (まこ曰く、「下手すぎて手が付けられん」)
    大会での戦力としては全く期待できないが、買出し・荷物運び・タコス調達など重要な役目を担う、部にとって無くてはならない存在。
    たまにハブにされたり、優希に犬扱いされるなど、コメディ落ち担当として美味しいポジション。


  • 風越女子高校
    部員約80名の、伝統ある強豪校。 長年 全国大会に連続出場していたが、昨年県大会決勝にて屈辱的大敗を喫した。
    学内ランキングで部員達を競わせ、プロを招聘して強化を図るなど、選手の養成と輩出にかなりの力を入れているスパルタな高校。

    福路 美穂子(ふくじ みほこ)
    80人の頂点に立つ風越麻雀部のキャプテン。
    部員全員の顔と名前と打ちスジを覚えており、自ら合宿の炊事や洗濯等こなす家庭的な性格と、電子機器が苦手なドジッ子気質と涙もろさ、卓上では他家をコントロールする計算高さと冷徹さを見せ、そして厳しいコーチの怒りから身を呈して部員をかばう強さを併せ持つ。
    当然、全部員から愛されている女神的お姉さん的存在。
    オッドアイの青い右目は普段は閉じられていて、開けば魔眼のように対局者の手牌を読むことが出来る。(実際は、相手の視線の動きや、牌を並び替える動きから読んでいる)
    アニメ版では、中学時代に竹井(上埜)久との運命的出会いのエピソードが描かれている。

    池田 華菜(いけだ かな)
    図々しさとしぶとさと猫っぽさが売りの、風越No.2の2年生。
    美穂子とは1年の頃から仲が良く、彼女の事を姉か母猫のように慕って懐いている。 
    美穂子の方も、華菜を可愛がっており、お風呂で洗ってあげたり、コーチの体罰から抱きしめるようにしてかばうシーンがある。


  • 鶴賀学園
    ダークホースとして県予選決勝まで勝ちあがった、今年初出場の高校。 リーダー的存在の加治木ゆみの布陣が功を奏して実力以上の活躍を見せる。
    普段は5人の部員で和気藹々と麻雀を楽んでる。 部活意外でも仲良し。

    加治木 ゆみ(かじき ゆみ)
    沈着な打ち手で対戦者の得意な手配を予測して狙い撃ちするのが得意。
    いわゆる王子様キャラで、「君が欲しい!」の情熱的なセリフで東横桃子のハートをつかんだ。 (部員として”欲しい”って事ですよ?)

    東横 桃子(とうよこ ももこ)
    通称モモ。 存在感の薄さから、誰からも認識されない、儚げな雰囲気をまとう少女。
    本人も他人との関わりには興味は無く、その気になれば誰からも見付からないステルス能力すら持つ。
    しかし、加治木ゆみが自分の教室で叫んだ言葉、「君が欲しい!」の一言で胸をときめかせ、「こんな私で良かったら…」と、彼女の求めを受け入れる。 (麻雀部のスカウトの話ですよ?)
    以来、ゆみにぞっこんで、事ある毎に「大好きっす~!」と抱きついてべったり甘えてる。
    ゆみもモモの事は憎からず想っており、何度か2人でデートに行ったりしている。
    (DVDおまけでは、二人で海水浴に出かけその夜には旅館でシッポリ?なエピソードも存在する)


  • 龍門渕高校
    昨年、彗星のように現れ 圧倒的強さで県予選を制した、5人の少数精鋭チーム。 インターハイにおいてもその強さを全国に轟かせるが、残念ながら優勝は逃している。

    龍門渕 透華(りゅうもんぶち とうか)
    目立ちたがりの高飛車お嬢様。 強引なやり方で強力な打ち手をメンバーにそろえ、それまでの”ロートル部部員”を麻雀でボコボコにして辞めさせてしまう。
    しかし、内面は 母性愛あふれる思いやりのある少女で、両親を亡くした従姉妹の衣の母親代わりとなって彼女を慈しむ。
    そして、「衣と麻雀を楽しめる友達」として一・智・純をスカウト。 さらに、衣が満足できる全国の強豪を求め、IH団体戦に出場。
    そのスカウト方法はかなり強引だが、スカウトされた側にとっても最良と思われる形でメンバーに迎え入れている。 
    (一には かつてイカサマで失った信用を回復させる機会を与え、智紀には 重度のネトゲの引きこもりから引っ張り出す、など)

    天江 衣(あまえ ころも)
    見た目は小学生低学年だが、透華と同い年。
    全国の”魔物”の一人。 その余りの強さに、池田華菜は2回対戦して、手も足も出なかった。
    また、満月が出る時間になるとさらに強さが増し、並みの精神力の持ち主では一度対局しただけで心をへし折られてしまう。
    それゆえ誰とも麻雀を楽しむことが出来ない孤独を抱えていたが、透華によって家族と言える仲間を得、県大会で咲と対局し、そして咲や和と友達になる。

    国広 一(くにひろ はじめ)
    小学生の団体戦の決勝で、牌をスリ替えるイカサマをしてしまい、以来その罪悪感から麻雀を辞めていた。
    しかし中学時代、透華にスカウトされ、麻雀を打つ時には両手に鎖を付ける様に言い渡され、公式戦に復帰する。 
    (鎖はイカサマを出来なくするため、と言うより、信用を取り戻すためのビジュアル的アピール?)
    一応メイドとして雇われているが、透華とは対等の友人である。 智紀と純も同様で、3人ともメイドと言うより、家族として衣の面倒を見てる感じに見受けられる。
    特に一は「ボクは透華の専属メイド」という事を強調したり、両腕の鎖を「透華と繋がっている」という風に受け入れ…むしろ顔を赤らめて喜んでいる。
本人曰く、「透華がお母さんで純がお父さん、ボクと智紀がお姉さん」と言ってるが、むしろ一が透華をうまくフォローする”よく出来た嫁”ポジションである。

関連作品

  • 咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A
    奈良県の阿知賀女子学院メンバーの活躍と、全国大会Aブロックを描いたサブストーリー。

    <ストーリー>
    和の小学・中学時代の友人・高鴨穏乃が、全中チャンプになった和をTVで見て大興奮、インターハイで和と麻雀をするため 5人で阿知賀麻雀部を結成、全国大会を目指す。

    彼女達が戦う全国大会Aブロックトーナメントには、全国ランキング2位の千里山女子、そして絶対王者・白糸台高校が 強敵として立ちふさがる。
    (白糸台のエースは、咲の姉である インターハイ個人戦チャンプ・宮永照。)

    また、本編主人公チーム清澄高校メンバーもチョイ出演している。

    <阿知賀メンバー>
    小学生時代「阿知賀こども麻雀クラブ」で和と共に遊んだ 高鴨穏乃・新子 憧・松実 玄。
    そして、玄の姉の松実 宥、玄の昔馴染みの鷺森 灼。
チーム監督はこども麻雀クラブで子供達を指導していた赤土 晴絵。