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魔法少女まどか☆マギカ の主要登場人物

本項目では、TVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」における登場人物について説明する。

=> タグ [魔法少女まどか☆マギカ]

概説

「魔法少女まどか☆マギカ」という作品は、スピンオフ(アウト)作品も作られている。各作品によって微妙に異なる部分もあるが、本項目ではTVアニメと公式書籍に基づいた記述を行う。ファンの間、インターネット上では百合的カップリングも盛んに行われているので、その視点での説明も記述する。

※作品の根幹、及び結末に関わる記述が多数ございますので、ネタバレを嫌われる方は視聴してからの閲覧を推奨いたします。

主要登場人物の一覧

鹿目まどか (かなめ - ) - 声:悠木碧
本作品の主人公。見滝原中学校に通う2年生の、ごく普通の女の子。両親と幼い弟の4人家族である。純粋で心優しい性格であり、人を思いやる気持ちは誰よりも強い。魔女の巣食う結界に飛び込むなど、果敢さも併せ持つ。しかし、本人は人の役に立たない人間だと思い込む、引っ込み思案な一面がある。
友人の美樹さやか、志筑仁美らと共に平凡な日常を過ごしていたが、ある日、キュゥべえと出会うことで、魔法少女としての苦難に巻き込まれる。魔法少女としての高い素質をキュゥべえに指摘されており、ことあるごとにキュゥべえの「魔法少女への勧誘」を仕掛けられるものの、マミやさやかが示した魔法少女としての過酷な結末や、暁美ほむらの介入もあり、主人公でありながら魔法少女になることが、終盤に至るまでなかった。しかし、ほむらが辿ってきたいくつかの時間軸によっては、魔法少女としての姿を見せている。
数々の出会いと別れを繰り返し、また、暁美ほむらが自分のために孤独に戦い続けていた事実を知り、彼女はほむらの静止を振り切って、魔法少女になる契約を結ぶ。その際、対価として「過去と未来全ての魔女を生まれる前に消し去りたい」ことを願い、世界の運命を書き換えた。これにより、魔法少女が魔女化せずに消滅する世界(魔女のいない世界)となり、悲惨な結末を迎えた魔法少女たちの運命も変わったわけだが、まどか自身は「その世界の概念」へと昇華され、人々の記憶から消えてしまう。まどかは、自身のために戦っていたほむらを「最高の友達」と呼び、ほむらは、人々の記憶から消えた世界でただ一人、形見のリボンを携えて、まどかの想いを受け継いでいる。
百合的な観点としては、ファンの間で創作された用語「ほむまど/まどほむ」に代表されるように、暁美ほむらとのカップリングがよく描かれる。まどかのため孤独に戦うほむらと、そんな「最高の友達」のために、自らを対価に世界を救ったまどかの強い絆が、ファンを惹きつける。各種書籍やアニメ専門誌におけるイラストも、ほむらとまどかの組み合わせが多い。受け攻めの割合に関しては、どちらの場合も等しく見受けられる。

暁美ほむら (あけみ - ) - 声:斎藤千和
まどかが夢の中で出逢った少女である。転校生として見滝原中学校に現れ、まどかと出会う。学業も運動も優秀、才色兼備であるが、どこか人を寄せ付けない雰囲気を纏っている。出会った頃から、まどかに対して忠告めいた言葉をかけ、まどかが魔法少女になること=契約の阻止を行動目的に匂わせている。物語の最初に、キュゥべえを襲撃したのも彼女である。多少トゲのある態度で、他の魔法少女と対立することもあるが、杏子に協力をしたり、さやかの生命の危機を救うなど、時折その優しさを覗かせる。まどかはほむらと仲良くしたいと思っているが、タイミングの悪さとキュゥべえの印象操作もあり、なかなかそのきっかけを掴むことができなかった。そしてキュゥべえからは一番警戒されている。
初めてまどかと出会ったとき、ほむらはメガネをかけた三つ編みの、引っ込み思案な少女であり、まどかはすでに魔法少女であった。初めての友達であるまどかが魔法少女として死ぬという運命に抗い、「まどかとの出会いをやり直し、彼女を護る存在になりたい」という願いで魔法少女になる。固有能力の「時間操作」を駆使して、まどかとの出会いを何度も繰り返すが、まどかが死ぬ運命を変えることが出来ず、苦闘が続く。そして、その軌跡を知ったまどかが対価として叶えた願いにより、世界は救われるが、まどかは存在を忘れられてしまう。ほむらはまどかから、ずっと友達として戦ってくれた事への感謝と形見としてのリボンを手渡され、まどかのいない世界で、人の世の呪いが具現化した魔獣という新たな脅威と戦っていくのであった。
まどかの紹介において記述した通り、百合的なカップリングとしては、まどかとの組み合わせが多数を占める。それらの二次創作中では概ね、「クールを装いながらまどかを強烈に求める」という性格になっている。本編では、前半までほむらがまどかを引っ張る形だったのが、後半からは(別の時間軸を含めて)まどかがほむらを導く展開が多かったため、受け攻めについても、どちらのパターンでも多く描かれている。ちなみに、DVD/BD特典のドラマCDやおまけ漫画では、公式の製作者側からも、百合的なキャラクター設定を示されている節がある。

巴マミ (ともえ - ) - 声:水橋かおり
見滝原中学校に通う、三年生の少女。縦ロールをツインテールにした、金髪の少女である。まどかやさやかにとっては先輩にあたり、頼れるお姉さん的な存在として活躍する。過去に交通事故に遭い、命を落とすはずだったが、現れたキュゥべえと契約して命を繋ぐとともに、魔法少女となる。魔法少女としての運命を歩み始めたまどかとさやかを導き、マミ本人も、可愛い後輩ができたとして喜ぶ。多数のマスケット銃を一気に出現させて、射撃中心の攻撃で戦うスタイルをとる。
第3話において、お菓子の魔女“Charlotte”に一瞬の隙を突かれ、捕食されて死亡するという最期を遂げる。彼女の凄惨な死がきっかけとなり、その後任として見滝原に佐倉杏子がやってくる、さやかがキュゥべえと契約する、という出来事が立て続けに起こり、物語が大きく動き出す。以後、ほむらが辿った過去の時間軸にて、彼女について描かれる。そこでは、魔法少女が魔女化するという事実に絶望し、他の魔法少女を葬ろうとするなど、頼れるお姉さん的イメージとは違う、現実に戸惑い足掻く、ある意味十代の女の子らしい姿を見せた。ほむらはこれを「精神的に脆さがある」と捉え、物語序盤で描かれた対立の原因となっている。最終回、まどかが改変した世界においては、自身も運命が書き換えられ、命を落とすことは無くなった。魔女とならずに消えたさやかについて、「逝ってしまったわ、円環の理に導かれて・・・」という印象的な言葉で表現していた。
百合的な要素については、序盤で表舞台から去ったこと、ほむらとまどか、杏子とさやかの組み合わせが好まれることが多いこともあり、あまり描かれない。その結末や抽象的に過ぎる言動から、ニコニコ動画やPixivにおいて“ネタキャラ”の扱いが目立つ。しかしファンからは愛されており、2ちゃんねるにおいて行われている「アニメ再萌トーナメント」において、2011年度の優勝キャラクターに選ばれている。

美樹さやか (みき - ) - 声:喜多村英梨
まどかの友人であり、見滝原中学校の二年生。まどかと共に、キュゥべえと出会い、魔法少女としての運命を歩むことになる。元気で勝気な性格であり、友人を大切にする思いが強い。幼馴染の上条恭介に好意を寄せている。まどかと共に巴マミを慕い、その死に大きくショックを受け、魔法少女としての契約を交わすひとつのきっかけとなる。また、(誤解とはいえ)その雰囲気やマミの死にタイミング悪く現れたことから、暁美ほむらとは険悪な関係となる。また、「人のために魔法を使う」という思いから、佐倉杏子とは何度も対決することになる。サーベルなどの剣を用いた白兵戦を主体とする。また、願いの内容に由来する自己修復能力を併せ持ち、それがラフなファイトスタイルの一因ともなっている。
幼馴染の恭介は将来有望なヴァイオリニストであったが、交通事故の後遺症で手を動かせなくなってしまった。そのため「大切な人を守りたい」という願いを対価に魔法少女となるが、友人の志筑仁美が恭介を巡る恋敵宣言をしたり、魔法少女がソウルジェムに命を握られた存在である事実を知り、精神的に追い詰められていく。その中で、対立していた杏子との不思議な関係性が芽生え始める。そして、仁美への嫉妬と世界への絶望から、魔女「Oktavia von Seckendorff」になってしまう。駆け付けた杏子の身を挺した相打ちの末、壮絶な死を遂げる。世間では家出の末の衰弱死として葬られた。ほむらが辿ってきた他の時間軸では、魔女にならないこともあった。終盤、まどかが改変した世界では、魔女になることなく限界まで戦い、ヴァイオリニストとしての未来を歩む恭介への想いはそのままに、彼と仁美の成就を純粋に願いながら、消えていった。
二次創作においては「杏さや」という言葉が用いられており、 佐倉杏子との百合的カップリングが非常に多い。「誰のための魔法少女なのか」という命題で対立していたふたりが、誰かを大切に思うことの矛盾と悲劇を知る杏子の不器用な気遣いから、ふたりで運命を共にするまでに至る絆を、物語開始前から絆があったまどか・ほむらとはまた違う、進行形で紡いでいった姿が、ファンの心を捉える。百合的二次創作では、過酷な本編の反動か、平和な日常におけるふたりが描かれることが多い。また、キャラクター原案の蒼樹うめ先生が、とある即売会で発行した同人誌は、杏子とさやかを描いたものである。

佐倉杏子 (さくら きょうこ) - 声:野中藍
まどかの住む見滝原町にやってきた、食いしん坊で好戦的な魔法少女である。巴マミの異変を察知し、いい狩り場だという見滝原町に現れる。美樹さやかと使い魔の戦闘に乱入し、その際にさやかと対立、魔女と自分たちの関係を“食物連鎖”と称し、激昂したさやかを軽くあしらう。武器は槍である。自在に伸び縮みする上に柄が分かれる多節棍にもなることから、刺突よりも斬撃を攻撃の主軸としている。
杏子には牧師の父がいた。理想を求め教義以外の事も教えたために全てを失った姿を見かねた杏子は“みんなが父の話を聞いてくれるようになる”ことを願いに魔法少女になる。しかしその後、人が集まる理由が自分ではなく魔法の力だと知った父は杏子を“魔女”と罵り、彼女を残して一家心中してしまう。以後、杏子は「過度に他者を想えば結局みんなが不幸になる」と悟り、それが現在までの冷淡な態度につながる。かつての自分を思わせ、似た者同士なところがあるさやかについては、対立しつつも助言を与えるようになる。最後は、他者を想う故に自分を追いつめ、魔女となったさやかと対峙し、自爆魔法で運命を共にする。ほむらの辿った別の時間軸では、まどかたちと仲間になるものの、さやかの魔女化で錯乱した巴マミにソウルジェムを撃ち抜かれて死亡する。また、まどかが改変した世界においては運命が変わり生存、そして消滅したさやかに対して「せっかく友達になれたのに」と漏らしていた。
百合的な見方として、「杏さや」という言葉が使われる。対立していながら似た者同士なふたりを、カップリングの対象として捉える人は多い。ドライな杏子が、夢見がちな乙女のさやかに不器用なアプローチを図り、時々その関係が逆転することもある・・・という展開が見受けられる。

キュゥべえ - 声:加藤英美里
この作品におけるマスコット的存在である。ある日、まどかたちの元に現れ、願いを一つ叶えるかわりに、魔法少女になってほしいと告げる。キュゥべえ曰く、まどかは魔法少女として稀有な才能があるという。冒頭より怪しげな雰囲気はあったが、巴マミによって魔法少女の過酷な運命が示されてからは、冷酷かつ合理的な態度を明確化させる。親しげな話し方で、外見もぬいぐるみのようだが、表情を変えず、口を動かさずテレパシーで話すなど、作画も相まって非常に不気味である。また、他人の不幸や弱みにエサをちらつかせる形で、執拗に魔法少女となる契約を迫り、そのリスクについては「訊かれなければ答えない」という態度を崩さないなど、視聴者の怨みを一身に集めるキャラクターである。
別名はインキュベーター。キュゥべえ自身によると、「宇宙のエントロピー増大を回避すべく、代替としての感情エネルギーが発生する地球にやってきた異星生命体」だという。第二次性長期の少女の感情エネルギーが欲しいとのこと。願いを叶えるというのは、それを達成するための餌である。エネルギーを集めることが至上命題であり、それがキュゥべえの冷淡さを際出せている。まどかに固執するのも、まどかが魔女化したときのエネルギーが膨大なものになると見込んでのものである。しかし終盤、まどかが「全ての魔女を生まれる前に消し去りたい」と願い、キュゥべえの予想を超えてそれが実現したため、「魔女化のエネルギーを求める」のではなく「魔獣が生み出したコアを回収してエネルギーを得る」存在に変化。魔獣を倒すほむらとは共闘する関係になっている(冷淡で感情を解さない部分は変わらない)。また、以前とは違い「リスクも全て説明した上で」魔法少女の契約を求めるようになった。
人である以前に、一個の生命体であるかどうかも怪しい存在なので、百合的なカップリングはまず見られない。ちなみに、キュゥべえのマスコット的あり方に重点を置き、以前よりキュゥべえと行動していた巴マミとの平和的な関係「キュゥマミ」という表現が、Pixivにおいて存在する。

参考書籍

魔法少女まどか☆マギカ公式ガイドブック you are not alone(まんがタイムKRコミックスフォワードシリーズ)

関連項目