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a(オリジナル)
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コメント
2013/07/02 22:46
おもしろい設定とストーリーだと思いました。
同じ時間を何回も繰り返し、しかも記憶が完全に残っている。
大抵はそれは自分だけって設定ですが、このお話は恋人もそうっていうとこが少し変わっています。
良くあるお話は、重大な事件を回避するためにループしていろいろ試すのですが、このお話では、ループしていたほうが2人は幸せなのでは?っていう疑問がw
徐々に関係が深まっていってるみたいだし、深まってく分だけ、夏休みの終わりに待ってる別れは回避したいのでは?って思いました。
3回目で寝てるわけで、2人の関係だけは自由度が残っているっていうのが意味深いです。
「それはなんて価値のないものだろうと考えた。」っと言っていますが、わたしにはそうは思えませんw
孤独ではなく、好きな子と2人の一番良い時間を永遠に繰り返せる、しかも自由度も残っている、これは悪くない牢獄ですw
良くある設定とか解釈では、2人は事故で死んだとか自殺したとかで、死後煉獄で生前の最後を繰り返し経験して意味を学んだり反省したりするっていう・・・
もしそうだとしても、恵まれた繰り返しだなって思いましたw きっと2人とも良い子だったんでしょうw
わたしも宿題の残量にうんざりして8/31の深夜にループを願ったりした口ですが、永遠に宿題の終わらない夏休みループだったらそれは本物の地獄ですw
あと理緒ちゃん、いい名前w 緒のついた名前好きですw 性格も口調もかわいくて好みのタイプですw

2013/07/02 22:58
無限ループって怖くね? ....って言おうとしたら全然違った...。
でも、怖いであってるのですかね? どちらかというとこのループがおわってしまうという恐怖が、主人公を縛り付けているのかなー と解釈させていただきました。
罪よりも、愛よりも、強力でどこまでも追ってくる恐怖。
自分でそう解釈して、勝手に夏にぴったりだなーなんて思ってましたw
2013/07/03 00:34
>(´・(ェ)・`)さん
コメントありがとうございます。
「ループもの」の既存作品の設定を色々と思い出しつつも、好き勝手書いてしまいました。
《理緒は早くお父さんのいる海外に引っ越して九月からの新生活をはじめたいので、少なくとも彼女にとってはこのループは不幸です。
そうでなくても、ほかの人たちが生きている時間から二人で取り残され、二人だけの世界の中で深まっていく関係なので、閉鎖的だし共依存的、盲目的で、生産性のない幼稚な繋がりです。
ループから抜け出せば物理的距離に阻まれてしまうとしても、その現実に向き合って生きて(ときには別離も一つの経験として乗り越えて)いかないと沙耶も理緒も成長できず、それは不幸なことだと私は思います。おとなになれない、ひいては死ねない(かもしれない)というのは恐怖でありえます。》
……ということを伝えたかったのですが、伝わらなかったのは即ち書き手の力量不足ですね。反省します。
特に、理緒がループを抜けたがっている意思の描写が弱かったです。文中では詳しく言及していませんが、「仕事の都合でずっと別居していた父親と、九月からようやく一緒に暮らせる!」という設定でした。
上で「幼稚な繋がり」と書いた関係の在り方は一種耽美的であり、物語として美しいし、少女百合との相性もいいと思います。
ただ、現実は二人だけでは生きていけず、外界とのかかわりを持つことを余儀なくされ、そうやって成長していかなければならなくて……厳しいけれど、自分はそっち(現実)を書くことのほうに興味があるので、このループは不幸として書いてしまいました。
また、個人的に「永遠」には肯定的になれず、価値があると思えない……陳腐な言葉で表すと「終わりがあるからこそ貴いんだ」というアレでしょうか。私の考えはそっち寄りなので、ラストの文章も「永遠」=興醒め、という構図になっています。
色々とご指摘をいただけて、とても勉強になりました。掲示板のほうの批評には、また別にお返事させていただきますね。
ありがとうございました。
>ダイソウさん
コメントありがとうございます。
自分でも、怖くね? と考えながら書きました。無限…終わりがないというだけで恐ろしいです。
仰る通り、ループが終わってしまう=9月が来てしまうことへの恐怖が、この話の核なのではないかと思います。
9月が来てしまうことへの恐怖……まんま「夏休み」ですね(後付けですが)。
「夏にぴったり」というお言葉がとても嬉しいです。ありがとうございました。
2013/07/03 00:40
ひと晩経って読み返してみたら、ツッコミどころがありすぎてお恥ずかしい限りです。慣れないことをやるときは慎重にいこう、と改めて学んだのでした。
外からの反応を頂けると、自分の文章を客観的に見直す突破口になるので、ほんとうにありがたいです。
2013/07/03 08:17
コメへの反応、すごく勉強になりました。 理緒ちゃんの思いにわたしは全然頭がまわらなくて、つまり主人公の願いにばかり同調してしまって・・・ つまり「幼稚な繋がり」が好きなんですw
はっ わたしは成長に余り興味が無い?
誕生日とか、毎年同じ季節がめぐってくるたびに、昔と大して変わっていないっておもってしまうのうぅぅ老人だから? 老人は成長の幅が少ないし、過去に生きている?
人の生は変化でもあり繰り返しでもあると思います。 終わりは厳然としてあるけど、永遠を願うものでもあって、そういう意味で永遠の夏休みはその縮図のような気が・・・
自由意志はあるんだけど、自由度はそんなにないんです。 なるようにしかならないし。
唯一違うのは2人は「知恵の実」を食べてしまって、未来を知っているっていう事。
未来を知っているのは、神と同じ視点に近い・・・
他者の心の中までは見えてませんけど・・・

2013/07/03 10:07
せつにゃい…しかもこのループ泥沼じゃない?せつなささくれつ!
コントラストの強い彩度も低めな世界に包まれてまるで白昼夢のような光景が浮かびます
でも真夏の刺激はひしひしと感じさせられて
それが白昼夢の中であっても現実にはりつけられて逃れ得ぬ別れの現実を目の前に突きつけられているようです…
それでも目を背けるように理緒ちゃんに絡み付いて、取り残された夏休みの中を溺れて枯れていく泥沼ループの末路を想像してしまってせつにゃい

2013/07/05 20:40
下心に見え隠れする虚無感がより一層鮮明な情景を写しだしてますね。
幸福とも絶望とも言える世界がいい塩梅で切なさを引き起こします。
このまま「永遠」を享受し続ける二人を想像すると少しゾッとする部分もありますがw

2013/07/08 20:51
>(´・(ェ)・`)さん
前回のお返事、深夜に書いたためか支離滅裂な文章になってしまってお恥ずかしい…。
幼い頃は「変化」のほうに比重が置かれていますが、たしかに繰り返し、スパイラルの側面もありますね。
コメントありがとうございました。
>密戸まきさん
仰る通り泥沼ですよね。現在地に縛り付けられている限り救いはやってきません。
視覚的なイメージを持っていただけたのがとっても嬉しいです。
コメントありがとうございました。
>ChaosMAXさん
読み手をゾッとさせるのが狙いのひとつでもありました。
アンビバレンスの中の切なさみたいなものを感じていただけたなら嬉しいです。
コメントありがとうございました。
2013/07/08 21:17
しまった、やっぱりわたしの感性がおかしくて、たにゃさんの意図は正しいのでは?
わたしはMだし牢獄も嫌いじゃないし・・・

2013/07/08 21:25
>(´・(ェ)・`)さん
ううむ。そもそも、おかしい感性とか間違った感性とかいうものは無いんじゃないでしょうか。
物語というのは読み手の受け取り方があって完成するもので、特に観念的な部分に関しては、読者がn人いればn通りの解釈すべてが「正しい」のではないかと思います。
2013/07/08 21:55
ごめんなさい。言葉足らずのうえ誤解を招きそうなんで、上のコメントは無視してください。orz
2013/07/08 22:05
気にしないでーxx 大丈夫誤解しないですw
